= ニュースの天才 =

2011年10月03日(月) 20:41発信！ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

とある有名政治雑誌の、同僚にも上司にも有望されるジャーナリスト。
しかし、彼の書いた記事の半分以上が捏造記事であったという実話を基にした作品です。
最初は、タイトルのように天才ぶりを発揮して、政治の黒い闇を暴くストーリーなのかと思っていたら、どんどんボロが出てきます。
小さな嘘を隠すために、さらに重ねる嘘。
同情的だった同僚にも、本来ならかばってくれるはずの上司にさえも見放されます。
冒頭の自信あふれる発言をする彼と、中盤～後半にかけて、ボロがでて焦りまくる彼のギャップがものすごく大きいですね。
ヘンデルクリステンセンの演技も素晴らしかった。

良い記事を書かねばならないというプレッシャーから、つい魔がさしてしてしまったのかもしれないですが、やっぱり権威ある雑誌ではあってはならないことですよね。
日本でも、石器を自ら埋めて捏造事件を起こした石器探しの偽ゴットハンドがいましたよね。
今は精神疾患を患って事件のことは何も覚えてないらしいですが・・・。（なんとも都合の良い…）
ちなみに、ニュースの天才の方は、事件後ロースクールを卒業して弁護士を目指している・・・らしい。
信頼回復をするべく日々頑張っているようですが、いったい誰が彼を信用するんでしょうか？？？